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風速は何キロから強い?どのくらいが強いか気象庁の目安

風速が10メートル毎秒(約36キロ毎時)を超えると「強い風」と判断されます。この記事では、風速がどのくらいから強いと感じられるのか、気象庁の目安をもとに詳しく解説します。

風速の基準を知ることで、日常生活や防災対策に役立てることができます。風速の具体的な数値が気になる方や、強風への備えを考えている方は、ぜひ続きをご覧ください。

風速は何キロから強いの?どのくらいが強いのか解説

風速がどの程度から「強い」と感じられるかは、風速の数値やその影響によって異なります。ここでは、風速の分類とその影響について解説します。

風速の分類と影響
風速は一般的にメートル毎秒 (m/s) で測定されますが、ここではキロメートル毎時 (km/h) に変換して説明します。

そよ風 (0.3~1.5 m/s, 1~5 km/h)
木の葉や小枝がわずかに揺れる程度です。

軽風 (1.6~3.3 m/s, 6~12 km/h)
顔に風を感じ、小さな葉が揺れる程度です。

穏やかな風 (3.4~5.4 m/s, 13~19 km/h)
葉や小枝が絶えず揺れ、旗がはためく程度です。

和風 (5.5~7.9 m/s, 20~28 km/h)
木の小枝が揺れ、埃や紙が舞い上がる程度です。

疾風 (8.0~10.7 m/s, 29~38 km/h)
木の枝が揺れ、歩行がやや困難になる場合があります。

強風 (10.8~13.8 m/s, 39~49 km/h)
大きな枝が揺れ、傘をさすのが困難になります。

疾強風 (13.9~17.1 m/s, 50~61 km/h)
木が全体的に揺れ、歩行が非常に困難になります。

暴風 (17.2~20.7 m/s, 62~74 km/h)
小さな木が倒れることがあり、建物の損傷も考えられます。

烈風 (20.8~24.4 m/s, 75~88 km/h)
大きな木が倒れ、建物の一部が損傷することがあります。

猛風 (24.5~28.4 m/s, 89~102 km/h)
広範囲にわたる被害が発生し、屋根が飛ばされることがあります。

暴風 (28.5~32.6 m/s, 103~117 km/h)
甚大な被害が発生し、建物の構造が損傷することがあります。

台風やハリケーンの強風 (32.7 m/s, 118 km/h 以上)
非常に甚大な被害が発生し、建物が倒壊する可能性もあります。

まとめ
一般的に、風速が39 km/h(10.8 m/s)以上になると「強風」と見なされ、日常生活や外出に支障をきたすことがあります。特に、50 km/h(13.9 m/s)以上の風速になると、歩行が非常に困難になり、さらに強い風速では広範囲な被害が発生する可能性が高まります。

風速が強くなるにつれて、その影響も大きくなるため、気象情報を注意深く確認し、安全を確保することが重要です。

風速の目安!気象庁はどのように表現しているのか

気象庁は風速の目安を「風力階級表(ビューフォート風力階級)」に基づいて表現しています。ビューフォート風力階級は、風速の強さを13段階に分け、それぞれの風速に対応する地上や海上での影響を示しています。

ビューフォート風力階級と気象庁の表現

風力0(無風)
風速: 0.0~0.2 m/s (0~0.7 km/h)
表現: 無風
影響: 煙がまっすぐに上がる

風力1(至軽風)
風速: 0.3~1.5 m/s (1.1~5.4 km/h)
表現: ほとんど風がない
影響: 煙が風向きを示す、風向計が回らない

風力2(軽風)
風速: 1.6~3.3 m/s (5.5~11.9 km/h)
表現: 軽い風
影響: 顔に風を感じ、木の葉が揺れる

風力3(軟風)
風速: 3.4~5.4 m/s (12.0~19.4 km/h)
表現: 弱い風
影響: 葉や小枝が絶えず動く、旗がはためく

風力4(和風)
風速: 5.5~7.9 m/s (19.5~28.4 km/h)
表現: やや強い風
影響: 小枝が揺れ、埃や紙が舞い上がる

風力5(疾風)
風速: 8.0~10.7 m/s (28.5~38.5 km/h)
表現: 強い風
影響: 大きな枝が揺れ、歩行がやや困難になる

風力6(雄風)
風速: 10.8~13.8 m/s (38.6~49.7 km/h)
表現: 非常に強い風
影響: 大きな枝が揺れ、傘をさすのが困難になる

風力7(強風)
風速: 13.9~17.1 m/s (49.8~61.5 km/h)
表現: 強い風
影響: 木全体が揺れ、歩行が非常に困難になる

風力8(疾強風)
風速: 17.2~20.7 m/s (61.6~74.5 km/h)
表現: 大変強い風
影響: 小さな木が倒れることがある

風力9(烈風)
風速: 20.8~24.4 m/s (74.6~88.0 km/h)
表現: 非常に強い風
影響: 大きな木が倒れ、建物に被害が出ることがある

風力10(暴風)
風速: 24.5~28.4 m/s (88.1~102.2 km/h)
表現: 非常に強い風
影響: 葉が飛び散り、広範囲に被害が出る

風力11(烈風)
風速: 28.5~32.6 m/s (102.3~117.5 km/h)
表現: 猛烈な風
影響: 樹木が根こそぎ倒れ、広範囲に甚大な被害が出る

風力12(颶風)
風速: 32.7 m/s 以上 (117.6 km/h 以上)
表現: 猛烈な風
影響: 建物が倒壊し、甚大な被害が出る

まとめ
気象庁はこのビューフォート風力階級を用いて、風速に応じた具体的な表現とその影響を示しています。特に、風速が10.8 m/s(約39 km/h)以上になると「非常に強い風」と表現され、その影響が日常生活にもろにでます。気象情報を確認する際には、この風力階級を参考にして風の強さとその影響を理解するようにしましょう。

風速7mで傘・自転車・ゴルフ・洗濯物・飛行機はどうなる

風速7m/s(約25.2 km/h)での日常生活への影響について説明します。


風速7m/sの場合、傘をさすのはかなり難しくなります。傘が風に煽られて破れたり、裏返ったりする可能性が高いです。特に強風に慣れていない人や大きな傘を使用している場合は、破損のリスクが高まります。

自転車
風速7m/sの風は自転車に乗る際にかなりの影響を及ぼします。風に押されてバランスを崩しやすくなるため、特に横風や突風に注意が必要です。安全のためには、風の強い日には自転車の利用を避けるか、風の影響を受けにくいルートを選ぶことが推奨されます。

ゴルフ
ゴルフにおいて風速7m/sはプレーに大きな影響を与えます。ボールの飛距離や方向が風によって左右されるため、正確なショットを打つのが難しくなります。風向きや風速を考慮しながらプレーする必要があります。

洗濯物
風速7m/sの風は洗濯物を乾かすのには適していますが、洗濯物が飛ばされるリスクもあります。洗濯物をしっかりと固定するか、屋内で乾かすことを検討するのが良いでしょう。特に小さなアイテムや軽い素材のものは飛ばされやすいです。

飛行機
風速7m/sは飛行機の離着陸に影響を与える可能性がありますが、通常の運航にはそれほど大きな問題はありません。飛行機は風速7m/s程度の風には対応できる設計となっています。ただし、風向きや風の変動が大きい場合は、離着陸時に注意が必要です。航空会社やパイロットが適切な判断を行うため、乗客としては特に心配する必要はありません。

まとめ
風速7m/sは日常生活において様々な影響を及ぼす可能性があります。特に傘、自転車、ゴルフ、洗濯物などは注意が必要です。

また、飛行機の運航には大きな問題はないものの、風の影響を受ける可能性があるため、状況に応じた対応が求められます。

風速4~5メートルはどのくらい?ゴルフ・洗濯物・ディズニーは平気なのか

風速4~5メートル(約14.4~18 km/h)はビューフォート風力階級では「軟風」に相当し、一般的には「穏やかな風」と表現されます。この風速下での日常生活への影響について説明します。

ゴルフ
この程度の風速では、ゴルフのプレイに大きな影響はありません。風がボールに若干の影響を与える可能性はありますが、プレイに支障をきたすほどではありません。風向きを考慮したショットの調整が必要な場合もありますが、通常のプレイが可能です。

洗濯物
風速4~5メートル程度の風は洗濯物を乾かすのに適しています。洗濯物が飛ばされる心配はほとんどありませんが、風が強いと感じる場合には、しっかりと固定することをお勧めします。乾きが早くなるので、洗濯物を外に干すのに良い条件と言えます。

ディズニー
風速4~5メートル程度の風はディズニーランドやディズニーシーでの活動にほとんど影響を与えません。アトラクションの運行やパレードの実施に問題はなく、一般的な訪問者にとって快適な風速です。むしろ、風が心地よく感じられることでしょう。

まとめ
風速4~5メートルは日常生活において「穏やかな風」と感じられ、屋外での活動や物品の管理にほとんど影響を与えません。ゴルフ、洗濯物の干し、ディズニーランドやディズニーシーでの活動も安心して行うことができます。風による心地よさを感じながら、快適に過ごすことができるでしょう。

風速8mでバイクは倒れる?自転車・電車・飛行機はどうなる

風速8メートル/秒(約28.8 km/h)はビューフォート風力階級で「強風」に該当し、日常生活においてもかなり強い風と感じられます。この風速下でのバイク、自転車、電車、飛行機への影響について説明します。

バイク
風速8メートル/秒では、バイクの運転に相当な注意が必要です。特に横風を受ける場面ではバランスを崩しやすく、倒れるリスクが高まります。速度を抑え、風に対して体を傾けるなどの対策が必要です。風が特に強い場合は、安全のために運転を避けることも検討してください。

自転車
風速8メートル/秒では、自転車の運転も難しくなります。特に横風を受けるとバランスを崩しやすく、転倒のリスクが高まります。進行方向によってはペダリングが非常に重く感じられることもあります。安全のために、風が強い日は自転車の利用を控えるか、風向きを考慮して慎重に運転することが推奨されます。

電車
風速8メートル/秒は電車の運行に比較的軽微な影響を与えることがあります。特に高架橋や海沿いの区間では風が強くなりやすく、速度を落とす場合があります。しかし、この程度の風速では通常、運行中止や大幅な遅延が発生することは少ないです。運行情報に注意を払い、必要に応じて早めに行動することが大切です。

飛行機
風速8メートル/秒は一般的な飛行機の運航にも一定の注意が必要です。特に離着陸時には風向きや風速を考慮した操作が求められます。横風や突風がある場合、離着陸が難しくなることがありますが、パイロットはこのような状況に対応する訓練を受けています。風速8メートル/秒では、通常の運航に大きな影響が出ることは少ないですが、状況によっては遅延やキャンセルが発生する可能性もあります。

まとめ
風速8メートル/秒は日常生活においてかなり強い風と感じられ、特にバイクや自転車の運転には大きな影響を与えます。電車や飛行機の運行にも注意が必要ですが、通常は大きな問題が発生することは少ないです。風が強い日は安全に留意し、必要に応じて予定を変更することを検討すると良いでしょう。

風速50m~60mはどのくらい

風速50~60メートル/秒(約180~216 km/h)は非常に強力な風であり、通常は台風やハリケーンのような極端な気象現象に伴うものです。ビューフォート風力階級では「猛烈な風」(12級、ハリケーン級)に相当します。この風速では以下のような影響が考えられます。

建物とインフラ
木造建築物や古い建物は損壊する可能性があります。屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりすることがあります。電柱や鉄塔が倒れることもあり、広範囲で停電が発生する可能性があります。

自然環境
大木が根こそぎ倒れることがあります。海岸では非常に高い波が発生し、高潮のリスクも高まります。

自動車と交通
自動車が横転する可能性があります。特にトラックやバスなどの大型車両は大きなリスクがあります。鉄道や飛行機の運行は停止されることがほとんどです。道路や鉄道が倒木やがれきで封鎖されることがあります。

人の安全
屋外での行動は非常に危険です。飛ばされた物や倒木などによる怪我のリスクがあります。避難が必要な場合があります。指定された避難場所に早めに移動することが推奨されます。

具体的な例
台風15号(2019年)の際、千葉県では最大風速57.5メートル/秒を記録し、広範囲で停電や建物の損壊が発生しました。

行動の推奨

避難
安全な場所に避難し、避難指示や勧告に従うことが重要です。

備蓄
食料、水、医薬品、懐中電灯、ラジオなどの非常用品を準備することが推奨されます。

情報収集
気象情報や自治体からの情報を常にチェックし、最新の情報を得ることが大切です。

まとめ
風速50~60メートル/秒は非常に危険な風速であり、建物やインフラ、人々の安全に大きな影響を与える可能性があります。適切な準備と早めの避難行動が必要です。

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